6月18日、青雲塾第3期生の卒業証書授与式が大仙市で行われ、18人の塾生が巣立ちの時を迎えました。 式では、卒業証書・修了証の授与が行われ、塾長を務める藤村正喜組合長が「これまで仲間とともに一歩ずつ登ってきた道を、時には振り返りながら歩み、地域で活躍してもらいたい」と式辞を述べました。また、卒業生を代表し、夫婦で塾生となった佐々木徳胤(よしつぐ)さんが「地域を支える農業者として誇りと自信を持ち、最良のパートナーである妻とともに地域のむらづくりを担っていきます」と力強く今後の抱負を語りました。大仙市の老松博行副市長による「青年農業経営者に期待すること」と題した記念講演も行われ、塾生たちは、熱心に聞き入っていました。 卒業・修了した塾生の地域での活躍を期待します。(写真上=卒業生を代表して抱負を述べた佐々木さん・写真下=式の出席者)
10月23日、青雲塾は第14回講義として、炊飯米食味官能審査を行いました。(一財)日本穀物検定協会の協力で、同協会が実施している米の食味ランキングの手法である官能法による食味試験を講義と実習で学びました。
基 準米と他の3品種を用意し、食味試験を行う際の米の研ぎ方や炊飯の方法を学びました。塾生は炊きあがった米を食べ比べ、五感を使って米の外観や香り、粘り、硬さなどを評価しました。そのほか、今後の稲作に役立ててもらおうと、塾生の平成26年産米を分析したデータを手渡しました。
青雲塾は8月7日、第13回講義として宮城県の農薬メーカー・クミアイ化学工業(株)と長期保存食の製造・販売を行う尾西食品(株)を視察しました。塾生の関心が高い除草剤の工場や当JA産の米を納入している企業を訪れ、塾生は今後の稲作に対する意欲を高めました。(写真=クミアイ化学工業を見学する塾生)
青雲塾の第12回講義を7月11日、大仙市の現地ほ場で開き、塾生12人が出席しました。今回は、追肥判断を行うため、幼穂の見方や生育栄養診断の方法を学んだほか、塾生のほ場も巡回し、生育を確認しました。また、同市太田町の農家レストラン「樫食堂」で昼食をいただきました。(写真=生育を確認する塾生)
6月25日、青雲塾の第11回講義が大仙市で開かれ、塾生11人が出席しました。先進法人視察として、農家レストランなどを経営する中仙地区の(農)中仙さくらファームを訪れ、代表理事の田村誠市さんに6次産業化への取り組みなどの講義を受けました。
また、同日に開かれた第16回通常総代会も傍聴し、JAの意思決定機関について学びました。(写真=田村代表に講義を受けた)
青雲塾の第10回講義を6月23日、大仙市で開き塾生11人が出席しました。今回は、JAの経営について学び、JA職員が総代会資料の解説とJA役員の選任の仕組みを説明しました。
また、前回に引き続き稲作講座も行い、草丈や茎数、葉色の計測などの生育診断技術の習得を行いました。次回の第11回講義は25日に、先進法人視察研修と第16回通常総代会の傍聴を行います。
6月4日、青雲塾の第9回講義を大仙市で開き、塾生9人が出席しました。講義では、除草剤の効果的な使用方法と今後の水管理について、JA全農あきた生産資材部の伝農和比古次長とJA仙北営農センターの新田新作センター長が説明しました。
伝農次長は、雑草の防除について「自分のほ場にどんな雑草が発生しているか見極め、効果的な除草剤を使ってほしい」と呼び掛けたほか、新田センター長が「6月下旬から7月上旬にかけてほ場の中干しを行い、倒伏防止や根の健全化を図ってほしい」と話しました。(写真=実物の雑草を確認しながら講義をすすめた)
青雲塾第8回講義を5月19日開き、塾生12人が出席しました。今回は「先進法人視察研修・農業機械メンテナンス講習会」として、管内2カ所の農業法人を訪れたほか、田植え機のメンテナンスについて学びました。
美郷町の(農)スカイマックス千畑では鉄コーティング直播の作業を見学し、JA職員が、長期保存が可能で農閑期にコーティング作業ができるなど、特徴やメリットを説明しました。また、農家レストランや農家民宿、もち加工などをしている同町の(農)美郷サンファームでは、6次産業化の取り組みを視察。代表の深沢義一氏は「夢を持ち、自分の生きがいをつくって農業に励んでほしい」と塾生にエールを送りました。
本格化する田植え作業に向けて、農作業事故防止や機械を長期間使えるように田植え機のメンテナンス講習会も行い、実際に操作をしながら点検箇所などを確認しました。(写真=(農)美郷サンファーム・深沢氏の取り組みを聞く塾生)
青雲塾第7回講義が5月1日、大仙市の現地ほ場で開かれ、塾生12人が出席しました。講義ではJA職員が講師を務め、耕起はPTOの回転数の上げすぎに注意しながら耕深15cmを目標に行い、水稲が根を深く張ることができる環境づくりをするように呼びかけました。また、今年は冷夏になる恐れもあることから、本田での適切な追肥作業を行って対策をしてほしいと説明しました。(写真=ほ場では耕起作業の実演も行われた)
青雲塾第6回講義が3月18日に開かれました。今回は、仙北市・たざわこ芸術村で、劇団わらび座のミュージカル「リキノスケ走る!」を観劇しました。これは、明治時代の農村指導者・石川理紀之助の農村救済にかける半生を描いたものです。
また、観劇の終了後は、同日に大仙市で開かれたJAの臨時総代会にも出席。平成26年度の事業計画設定など3議案が審議される様子を傍聴しました。(写真=真剣な眼差しで臨時総代会を傍聴する塾生)
青雲塾第5回講義「税務申告研修会」が1月29日、JA本店で行われ、塾生10人が出席しました。
会では、大曲税務署・個人課税第二部門の戸井田一志統括国税調査官が講師を務め、収支内訳書作成の方法について説明。「必要経費科目である農具費は、使用可能期間が1年未満または取得価額が10万円未満の農具の購入費用であり、10万円を超えるものについては減価償却費に分類される」と話しました。また、青色申告の仕方や特典についても説明が行われ、出席した塾生は「なかなか聞き慣れない言葉も出てきて難しかったが、とても勉強になった」と感想を話していました。(写真=塾生は申告の方法について学んだ)
青雲塾第4回講義「肥料農薬研修会」が12月16日、JA本店で行われ、塾生14人が出席しました。
会では、全農あきたの担当者が水稲用の肥料・農薬の新資材紹介や効率的な使用方法などについて説明。「高温年には品質向上のため、土壌改良資材を投入してほしい」と呼びかけました。出席者は積極的に質問し、理解を深めていました。(写真=出席者は栽培意欲の向上につなげた)
青雲塾第3回講義「農業機械メンテナンス講習会」が9月4日、大仙市で行われました。これには塾生18人が出席し、秋の作業に向けたコンバインのメンテナンスについて講義が行われました。
講義では、コンバインのエンジン部、走行部などの点検箇所や刈払機などに使われている2サイクルエンジンのメンテナンスも説明されました。塾生は熱心にメモをとるなどして、知識の習得に励みました。(写真=農業機械メーカー担当が講師を務めた)
青雲塾第2回講義「JAの経営について①」を8月27日、JA本店で行い、塾生13人が出席しました。講義では、JA職員が講師を務め、JAと株式会社の違いやJAグループの構成などについて説明しました。(写真=JAについての説明を受ける塾生)
7月17日、青雲塾第1回講義が大仙市で行われました。農業機械メーカーが講師として、トラクターの各部位のメンテナンス方法を説明。また、普通救命講習では、万が一の場合に備え、心肺蘇生法や打撲・骨折してしまった際の対処方法が実演を交えて説明されました。(写真=トラクターの構造を学ぶ塾生)
7月1日、第3期青雲塾の開講式が大仙市で行われました。第3期からは女性の塾生も新たに加わり、21人が今後2年間にわたり、農業機械のメンテナンスや農業経営、テーブルマナーなどの講習を受講します。(写真=今回入講した塾生の皆さん)