JAは12月24日、農薬の残留基準値に急性参照用量(ARfD)が導入されたことを受け、稲作・園芸・購買担当者向けの研修会をJA中仙本店で開きました。
ARfDは、ヒトがある物質を24時間以内またはそれより短時間の経口摂取により、健康に悪影響を示さないと推定される1日当たりの摂取量であらわされます。導入に伴い、農薬ごとに順次、残留基準値が見直されるため、登録内容変更や削除、製造中止となる農薬が出てきます。
これまで設定されていた、長期間の経口摂取で健康におよぼす影響をあらわす指標である、一日摂取許容量(ADI)に加えて導入され、今後ARfDとADI両方の基準を満たさなければ農薬登録ができないこととなりました。
会にはJA職員80人が参加。JA全農あきたの職員が講師を務め、ARfD導入までの流れや農薬登録内容変更後の使用方法に基づいた指導の徹底、作目ごとの防除暦の見直しなどを呼びかけました。(写真=安全安心な農作物づくりのため行われた研修会)
ARfDの詳細は、こちらからご確認ください(広報誌「Obako」2014.12月号より抜粋)。