美郷町、東洋ライス(株)と包括連携協定を締結

連携協定を締結した3者の様子

JAは8月19日、美郷町と東洋ライス株式会社(本社:和歌山県和歌山市)との包括連携協定を、美郷町役場で締結しました。
この協定では、美郷町産「あきたこまち」を同社独自の技術で栄養と美味しさを兼ね備えた「金(きん)芽(め)米(まい)」に加工し、子どもたちの学校給食への提供や食育活動、地域農業の振興、町民の健康づくりなどに役立てていきます。
齊藤武志組合長は「美郷町の生産者は、安全でおいしいお米づくりを心がけ、環境にやさしい取り組みを続けています。そのお米が東洋ライス様の技術で栄養価の高いお米に精米され、子どもたちに届けられることを大変うれしく思います。地域の未来に役立つ協定を結べたことに感謝します」と話しました。
令和7年11月からは、町内小中学校の給食(児童生徒数約1,000人、年間約14t使用予定)に「金芽米」を提供します。さらに、当JAアグリスクールでの農業体験を通じた食育活動、町内施設(道の駅美郷・美郷屋)での販売や、道の駅美郷内レストランでの提供も始まる予定です。

「金芽米」とは、同社の独自の精米技術により、胚芽の基底部と旨み成分が含まれる亜糊粉層を残した栄養と美味しさを両立させた無洗米です。胚芽の基底部が金色に輝くことから「金芽米」と名づけられました。(写真=連携協定を締結した3者(左から齊藤組合長、美郷町の松田知己町長、東洋ライス(株)の阪本哲生代表取締役副社長))